1.漢方から見た子供の湿疹やアトピーについて

梅雨が明けて、本格的な夏を向かえましたね。店頭では、子供のアトピーや、乳児湿疹や汗疱疹(かんぽうしん)やニキビが、多く見られるようになりました。
漢方でいう子供の体質は、「稚陰稚陽(ちいんちよう)」です。これは、体内にある陰陽の両方ともに、発達途中で、とても消耗しやすい体質であることを、あらわしています。
漢方医薬学では、「暑多挾湿(しょたきょうしつ)」という言葉があり、梅雨の時期から夏になると、暑気や湿気により、気陰の消耗が多くなります。
気陰が消耗されると、内外からの刺激に皮膚は弱くなります。

さらに、子供の食生活を見てみると、寒湿や水湿を招くものが多く、冷たいものや、甘いものや、脂っこいものの摂り過ぎです。
たとえば、そうめん、ざるそば、冷や麦、冷やっこ、アイスクリーム、氷あずき、ジュースなど数えれば切がございません。
たくさんの寒湿や水湿が、からだの中に入ると、脾気の運化が低下して、食べ物の消化吸収の能力が低下して、水分は、消化しきれずに、「内湿(ないしつ)」となって、身体の中に残ります。
この内湿が、夏の子供の湿疹や、皮膚のトラブルの原因となります。
内湿は、身体の中で、ヘドロ(痰湿)に変化して、熱をもち、皮膚に、病変をもたらします。
夏に悪化する“乳児湿疹”では、内湿のある体質では、皮膚に赤い発疹を起こし、ジュクジュク、カサブタ、とくに顔面部に多発し、カユミを発生させます。
子供に多い“汗疱疹”では、内湿のある体質では、赤い粟粒状の湿疹を起こし、湿疹の先に水疱がよく見られ、首、背中、鼠径部、おヘソのまわりに多発し、カユミがあります。
内湿のある体質の子供の“アトピー”では、皮膚が赤く、カユミが激しく、ジュクジュク、カサカサ、首、耳の後ろ、ヒジやヒザの裏、手首、足首など、全身に皮膚炎が見られます。
2.伊勢佐木町漢方堂の漢方薬の服用例
9才 女子
全身性のアトピー性皮膚炎、乾燥肌、小丘疹状の紅い湿疹が多数ある。カユイので、皮膚をかくと、粉のように皮膚が剥がれ落ちる。
引っかき傷がたくさんある。
偏食があり、お腹が弱く下痢をしやすい。
お肌の状態とつよいカユミを目標に、漢方薬二種類を、三週間飲んでいただいた。
皮膚の状態が、良いようなので、さらに、三週間続けて、飲んでいただいた。
約半年の服用で、皮膚に潤いが増して、色つやも良くなり、カユミもだんだんと無くなった。
今では、学校に行くと、友達から、皮膚がとてもきれいになったといわれるとのこと。
3.夏に見られる子供の皮膚のトラブルにおける伊勢佐木町漢方堂の考察

湿疹やアトピーなどが起きる内湿のある子供の体質を改善して、皮膚を正常化して、治すには、漢方でいう「脾虚(ひきょ)」の体質を改善することが、必要です。
漢方によって、ちゃんと「脾」を立て直せば、内湿は、無くなり、皮膚の自然治癒力が、正常化して、だんだんと、皮膚の病変は、減って、皮膚は綺麗になり、子供の湿疹やアトピーは、治ってきます。
大人のアトピーや湿疹より、子供のほうが、体質が、複雑でない分、漢方薬による治りがよいようです。
子供の皮膚のトラブルや、湿疹やアトピーが治らないで、ホトホトにお困りのときは、伊勢佐木町漢方堂まで、お気軽にご来店になり、ご相談くださいませ。
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